Explorer Patcherという悪魔
以前、Explorer Patcherというサード・パーティ・アプリを、好意的に取り上げたことがある。
★私がWindows11を推す気になった理由
この時点では、Explorer Patcherは間違いなく「理想のソフト」であったと言ってよいだろう、否定はしない。しかし、事態はその後、意外な方向に変化した。ここまで書けば思い当たる方々も多いのではないかと思う。Explorer Patcherにはなんと!致命的なバグがあったのだ!このバグはまさに「致命的」という言葉がピッタリとくる、そんなバグである。それは「Windowsのアップデート」と共に突然やってくる。Explorer Patcherをインストールした状態でWindowsのアップデートを行なうと、Windowsがクラッシュするというものである。具体的に言おう。アップデートが終わってPCが再起動するが、そのときWindowsは二度と立ち上がらない。不気味な「ブラックスクリーン」が、永遠の時を刻み続ける・・・。悪夢のような瞬間の到来である。
私は二度にわたって修理店にPCを持ち込み、計4万円という出費を被ってしまった。PC修理店が行なった処理は、Windowsアップデートの前の状態にシステムを戻す、というものであった。このとき私は初めてExplorer Patcherの悪魔性を見た!Explorer PatcherをインストールしたPCは「アップデートしてはいけない」のだ!それから私はどのような手段を講じたか、お話しよう。
Explorer Patcherは、アンインストールしなかった。この「あまりにも便利な」機能を備えたソフトをアンインストールすることなど考えても見なかった。そのかわりに私がとったこととは「Windowsをアップデートしない」という手段であった。まず「コンピュータの管理」を開く。そして[サービスとアプリケーション]-[サービス]-[Windows Update]をダブルクリック-[スタートアップの種類]を無効に-[開始]ボタン-[適用]-[OK]。これで「Windows Update」は「実行中-無効」となったはずだ。これだけではない、更にやることがある。[設定]-[Windows Update]-[更新の一時停止]で、最長の延期を選択する。そうすると、画面の上の方に「更新プログラムは、202*/**/** まで一時停止しています」となるはずだ。問題の「202*/**/**」が近づいてきたと思ったら、またこれを延長する。これをずっと続ければ、いつまで経っても、あなたのPCはアップデートされない。これがExplorer Patcherをいつまでも使い続けるために必要な方法なのである。
私のPCは、つい最近もWindowsがクラッシュしてしまい、この年末から正月にかけて、Windowsのクリーンインストール、システムの復元、D:ドライブの復元と、地獄のような数週間を経験した。これを機会に「Explorer Patcher」を今後も使い続けるかどうするか?今決断に迫られているところである。