「バッハ全集」(Bachwerke) について

「バッハ全集」(Bachwerke) について

Bach-Werke-Verzeichnis(BWV)はヴォルフガング・シュミーダー (Wolfgang Schmieder)によって編集されたバッハの作品目録であり、第一版は1950年(バッハ没後200年)に出版されました。世に言う「新バッハ全集」がそれです。第二版は1990年に、第一版以降の再鑑定の成果を盛り込んで作られ、1998年に出版されました。

• BWV 1-231 Kantate, Motet – カンタータ、モテット
• BWV 232-243 Mass, Magnificato – ミサ、マニフィカト
• BWV 244-249 Passion, Oratorio – 受難曲、オラトリオ
• BWV 250-524 Choral, Aria – コラール、歌曲
• BWV 525-771 Orgelwerke – オルガン曲
• BWV 772-994 Klavierwerke – オルガン以外の鍵盤楽器（チェンバロ、クラヴィコード）の曲
• BWV 995-1000 Lautenwerke – リュート曲
• BWV 1001-1040 Kammermuzik – 室内楽曲
• BWV 1041-1065 Concerto – 協奏曲
• BWV 1066-1071 Orchestral – 管弦楽曲
• BWV 1072-1080 Musikalisches Opfer, Die Kunst der Fuge, Canon – ひとつの作品の中に異なる演奏形態の含まれている作品や演奏形態の指定のない作品
• BWV Anh. 1-213 補遺 (Anhang)：散逸した作品や偽作など

モーツァルトのケッヘル番号（Köchelverzeichnis）との違いは、作曲年代順に並んでいないことです。バッハの作品目録は、楽曲ジャンル別に区分けされて番号が振られています。各ジャンルの中においても、年代は前後しており規則性はありません。したがって、どの楽曲がどの時代のものであるかは、番号からは導き出せないのです。バッハの作曲年代に関する考証は20世紀以降の研究に持ち越されました。また、第一版以降さらに多くの作品が追加されています。BWVのAnhang（Anh）は、第一版以降、偽作と結論づけされた作品群です。

エクセル工房Inageでは、新バッハ全集（ベーレンライター原典版）を中心に、最もオリジナルに近い版（一部手稿楽譜）を選択収集しました。以下の場所から全集楽譜をダウンロードが出来ます。容量が1.3GBですのでダウンロードに多少時間を要します。

バッハ全集ダウンロード：